養護老人ホームを知ろう

「老人ホーム」というと、寝たきりなどの重度の介護を必要とする方が入居する「特別養護老人ホーム(特養)」、一般に高額な入居金が必要な「有料老人ホーム」をイメージする方が多いと思います。
しかし、老人ホームにはその他にも「養護老人ホーム」「軽費老人ホーム」などさまざまな種類があります。

松楓園は都内に32箇所しかない「養護老人ホーム」のひとつです。
家庭環境や経済状況などにより、自宅で生活することが困難な65才以上の方を対象とした施設です。

まかない付アパートに近い?

養護老人ホームには、日常生活を自分で行える健康な方が多く入園しています。
養護老人ホームが提供するのは食事や入浴施設など日常生活に必要なサービスのみです。そのため、入園者は手洗いなどはもちろん、自分で洗濯や買い物もしますし、趣味の活動も自由に行えます。
そのため、高齢の方が共同で暮らす「まかない付きのアパート」をイメージすると分かりやすいかも知れません。

これから先も健康で、自立して生活するために

こうした養護老人ホームが存在する理由は、家庭や経済的な理由により自立が困難になった方が、施設での生活を通して健康を維持・増進し、自立した生活をふたたび送れるようにするための援助をすることです。
そのため、クラブ活動や地域との交流活動を希望者を対象に行ったり、施設主催の旅行や歳事への参加(初詣)などを行っています。
一生暮らす場所ではなく、やがて退園して元気に暮らしていくためのお手伝いをする施設なのです。

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入園している皆さんは、自由に外出し、ごく普通の日常生活を送っています。

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